ハフハフ語る

人として熱量少ないんです。けど好きなものに対しては変な力が出ちゃう。そんな主婦が時にぽそぽそ、時にハフハフ語る雑記ブログです。

落書き


小学生の頃、授業中ノートの端に落書きしていた人の人口は多かったけど、うん十年たった今でもいたずら書きの癖が抜けない人って何割くらいなんだろう。

いまだに紙の端っこにちょこちょこ何か描いてしまう癖がある。

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あっ、お茶を書きわすれた。これじゃあのど乾く。
絵柄の古さは髪型に出るな…

スタバとおひとり様修行

スタバに初めて行ったのは友人に連れられて。
十数年くらい前だったかな?

入ったのは駅前の商店街にあるスタバ。
コーヒーでいいよね?と注文は友人がしてくれました。

周りを見れば、一人でお茶してる人がけっこういる。

ノート広げてお勉強してたり、パソコン広げて作業してたり…



へーほー。



ふぅん、カフェと言えば人と語り合う場所というイメージが強かったけど…
みんなけっこう一人でお茶してるんだ?

はあ〜なんか一人でカフェってかっこいいな…
ってその時思ったのです。

一緒に行った友人はバリバリのキャリアウーマンで(死語ですか?使っても大丈夫?)朝出勤前にスタバに寄ってコーヒーをテイクアウトして職場に向かうような人。

家庭のみで暮らしていて世の中から取り残されていた私には、友人や、スタバで一人お茶してる人がえらく大人に見えました。(年齢的には私も十分すぎるほど大人でしたけど)

そして、私もスタバに一人で行ってみたいな…という欲望がこの時芽生えました。

実は当時私は飲食店に一人では入れなかったのです。

一人で飲食店は入れなかったけれど、デパートには行けた私でした。

ある日デパートで買い物した帰り勇気を出してスタバ入ってみよう!と駅構内のスタバに一人入る決心をしました。

スタバって注文難しいイメージ。
サイズもS、M、Lじゃないし。
って言うかそれが関門だし。
(常連さんには笑われちゃうだろうな、一昔前の話ですよ?(~_~;))



私は最初の注文をどう乗り切ったかよく覚えてませんが、多分…



「あの、コ、コーヒーお願いします…」

「ホットですか、アイスですか?」

「あ、あ、ホットで…」

「はい、本日のドリップコーヒーは○○となっておりますがよろしいでしょうか?」

「…?は、はい」

「サイズはいかがされますか?」

「あ、あ、Sで」

「…ショートでよろしいですか?一番小さいサイズになっております」

「はっ、はいっそれでっ」

「店内用のマグカップでもご用意できますが」

「…あ?あ、お願いします…」



みたいな会話が店員さんとあったんじゃないかな。

確かこの時はコーヒーとチョコレートケーキ注文したと思う。

ビクビクしながらもなんとか一人でお茶できた。

でも、その後しばらくスタバには行きませんでした。

注文…やっぱり緊張したし(¯―¯٥)



まあ、そんなわけでスタバで一人お茶するのは諦めましたが、もともと外食好きな私は一人でお店でご飯食べられるようになりたい!と思い、おひとり様の修行をすることを決意しました。

修行のスタートはミスドから始めました。

ミスドは子どもたちとよく行っていたから注文も慣れてる。
おみやげも買って帰れるし。
文庫本をバックに入れて一人でお店にゆきドーナツ食べてコーヒを飲む。
うん、立派な外食です。

ミスドはかなり長い間通いました。

だから我が家のおやつ、一時期ミスド率が高かった。



ミスドでなんの緊張感もなくおひとり様ができるようになった私は次のステップに進むことにしました。

ミスドの次に挑戦したのはショッピングセンター内の飲食店。
小丼物屋さんとか、ファミレス風の店とか。

次にデパートの飲食店に挑戦。
お寿司屋さんとか、お蕎麦屋さんとか。

で、次はチェーン展開するカフェの路面店

私のおひとり様修行はじわじわと確実に歩を進め、今では大体のお店に行けるようになりました。

気合を入れれば、ホテルランチもひとりでできます。
もちろん行けない店もあるけど。

鉄板焼とか焼肉とか隠れ家的一軒家のビストロとかはまだ無理…
ってかここらへんはずっと無理な気がする…
はい、人と行きます。



ちなみにスタバには数年前に夕飯の買い物に行くショッピングセンターを変えたのをきっかけに通うようになりました。

変えた先にはスタバが入っていて、そこが割りと入りやすかったので。


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ショッピングセンター内のスタバは高齢者の利用客も多いです。

直角に腰の曲がったおばあ様も見かけたりします。

今は気楽にこの店を愛用しています。



私はすごく頑張って飲食店でおひとり様ができるようになったので一人で外食できるのが自慢だけど、おひとり様飯についての考えって個人差がありますよね。

私の周りにも三種類のタイプがいる。

昔の自分みたいに一人で飲食店に入るのが苦手な人、食事をコミニケーションツールと捉えているので一人でわざわざ外食することに意味を感じない人、特に大袈裟に考えず合理的に必要な状況であれば一人で外食することを当たり前に思っている人。

なんとなく私の年代、地域的なことを考慮すると実生活ではあまりおひとり様飯できることは吹聴しないほうがいいのかな?なんて思っています。
なんかちょっとかわいそうに思われちゃう可能性有るもの。

おひとり様飯ができるようになると食べたいものが食べたいときに食べられる率が上がるよ〜と、ほんとは普及活動したいんですけどね。

まあそれは孤独のグルメや、ワカコ酒におまかせして、私は黙々とおひとり様でも居心地のいい店の開拓に励みましょうか(^^)








今回はスタバとお一人様修行について語らせていただきました。

お読みいただきありがとうございました✨

普段着のレンタルサービス


お洋服のレンタルと言えば特別な行事のときに利用するものというイメージを抱いておりましたが、普段着のレンタルサービスがあると知って三ヶ月ほど利用してみました。



私が選んだサービスは一ヶ月八千円台の代金で四着のお洋服がセットで送られてくるもの。

一回きりだと自分の好きなセットを選べないので、継続のコースを選びました。
それだとサイトを見て自分の好きなセットを申し込めるから。

一ヶ月間使用して、借りた服を送り返すと、つぎの服が送られてくるシステム。

送られてくる服はそのセット内でコーディネートできるように組まれています。
もちろんきちんとクリーニングされたものが送られてきます。

サイトには着こなし例なども載っていて手持ちの服との組み合わせ方なども教えてくれています。



5月の半ばに初めてのお洋服が届きました。

5月に届いたものはこれ↓
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この5月のセットのカーキのスキッパーシャツはいっぱい着させてもらいました。
人からの評判も良かった。

紺のポンチのワンピースは形がきれいで上品。
すごく気にいったのですが、生地が厚くて季節に合わなくなってしまって1回しか着れなかった。

Vネックのセーターやワイドパンツも1、2回着用しました。

このセットは初めて経験するレンタルだったので頑張って着た感じ。



6月に届いたものはこれ↓
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6月は思ったより暑くてちょっと選んだものとタイミングが合わなかったかな?と言う感じ。

スキッパーワンピースを三回ほどそでまくって着ただけで、あとのはまったく着なかった。

あーなんかもったいなと思った。



7月は三着のセットにしました。
三着なのでお値段は少しお安くなります↓
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このセットもあんまり着なかったな。

紺のサルエルパンツは歯医者に1回着ていっただけ。
べージュピンクのロングスカートも習い事に1回着ていっただけ。

ピンクのカットソーはデニムに合わせて数回着たけど、丈が短くてちょっと着にくかったかな?
色はよかったんですけどね。
これは気に入って着たというよりはレンタル料がもったいないから着なきゃと思って着た感じ。



結局8月に入って退会の手続きをしました。

自分の利用頻度ではコスパ的に合わないと思って。

特にパンツ類は利用度が少なかった。
一緒にセットになっていたトップスは手持ちのボトムと合わせて着ていました。



まあレンタル料の元は全然とれなかった気がするけど、絶対自分では買わない服とか着れて面白く感じた面もありました。
買うのには躊躇するであろう流行のものも試せましたし。

発見もありました。

一回も外に着ていくことはなった6月のセットに入っていたフォーマル感のあるベルスリーブのカットソー、試着したら色も形も自分に似合う気がした。

今まで着たことのないベージュピンク。

今度この色のものをお店に探しに行きたいと思います。



普段着レンタルを利用しようと思った理由を最後にお話します。

最近わりとお洋服選びの失敗が多かったから。
買ってはみたものの家に帰って当ててみるとあれ?これなんか違うなって感じてしまう。
結果として買ったけど着ない服量産。

服は子供の頃から大好きだったけど、年をとって好きな服も似合わなくなってきた。

流行のものも手を出してみたいけど、年齢が年齢なので、流行のものを着るならそこそこ品質の良い物じゃないと痛い気がする。

けれど専業主婦なので服にかけるお金は限られている。

あー私は何を着ればいいの?って感じ。

そんな時普段着のレンタルサービスを知ったのです。

人様(コーディネーターさん)にこれ流行だしオシャレだから着なって提供されたら楽だなって一瞬思った。

自分の手元に残らないものにお金を出すことに多少もったいない気がしたけれど、逆に流行が去ったあとの服を自分で処分せずにすむのは気が楽だなと思った。
それが魅力に感じました。
ちょうど心を痛めながらタンスの整理をしていた時だったので。



私は普段着レンタル試してみて良かったなと思っています。

なんか普段と違うことして面白かった。

あまり自分にとって着やすい服が無くて残念でしたけど。
もともと利用したサービスがターゲットにしている年代より私は上の世代なので着こなすには最初から無理があったのでしょう。

もちろんこのサービスがピタリとくる人もいっぱいいると思いますよ。

お勤めをしていて通勤時などの服のバリエーションを増やしたい人や忙しくてお洋服を買いに行く時間のない方などにはいいサービスなのかもしれない。

普段着のレンタルというのはまだ発展途上のサービスなのかな?
利用者数が伸びてきたら多岐にわたる年齢、体型、価格帯のサービスが生まれて来るんでしょうね。

自分の年代をターゲットにしたサービスが提供されるようになったらまた試してみたいなと思っています。







今回は普段着のレンタルサービを利用した話をさせていただきました。

読んでいただきありがとうございました✨

『男はつらいよ』寅さんの妹のさくらの髪飾りに注目する

最近夫が毎週土曜日にBSで放送している『男はつらいよ』を見ていてます。

私も一緒に見るともなしに見ているうちに…

ハマってしまいました。

この年になって(X才)初めて寅さんの魅力に気づきました。

いいっ!
寅さんいいっ!!



男はつらいよ』はシリーズ49作も作られた人情喜劇として絶大な人気を誇る作品ですが、私は日本のその時代時代の空気を写し撮ったファッションの記録映画としても楽しんでいます。

最初はマドンナさんたちの素敵な衣装やレトロな小道具に目が行きました。

あー昔こんな服が流行ってたよなーとか、そうそう昔ポットの柄はこんな感じだったとか。

そんな楽しみ方をしているうちに、ふと気づいた。

あ、寅さんの妹さくらさんも映画ごとに髪飾りを変えている…



さくらさんは髪をいつも低い位置での一つ結びにしていて一見とても地味。

だけど必ず髪飾りをしています。
多分その時代に流行したであろうものを。

細いリボンだったり、少し大きめのビーズをゴムで編んだものだったり、光沢のある革の筒だったり。
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↑(ほんの一例)

彼女はあまり経済的には恵まれてないけど、それでも自分ができる範囲のおしゃれを楽しんでいる…

さくらさんの髪飾りに、私は彼女の精一杯を感じました。

そして、この人はとても他人を大事にする人だけど、同じように自分も大切に扱っているなあと思った。

それに気づいてからはマドンナさんたちの衣装とともにさくらさんがどんな髪飾りをしているかを見るのが楽しみになりました。



もちろんお話も楽しんでいます。
(ここからは内容に少し触れます)

男はつらいよ』はテキ屋を生業とするフーテンの寅さんとその妹のさくら、葛飾柴又にある団子屋とらやを営むおいちゃん夫婦、そしてその時々に、寅さんが恋するマドンナさんの交流を描いた物語です。

明るく楽しげに暮らしていますが、さくらさんをはじめ、とらやのみんなはなりたかった自分と現実の差にやるせない思いを抱いています。

おいちゃん夫妻は子供に恵まれなかったことに寂しい思いをしているし、さくらさんは憧れのピアノを置くことも出来ない小さなアパートでのつましい暮らしに惨めさを感じるときがある。

寅さんだって本当は渡世人としての自分を100%良しとしているわけじゃない。

けれど皆、自分以外の何者にもなれない自分をちゃんと受け入れて、ささやかな幸せ求め一生懸命生きている。
家族や他人を思いやりながら。

とらやの皆さんとはほんとにお人好し。
あ、お隣に住むタコ社長さんも。



そんな登場人物の間で繰り広げられるドタバタとしたコミカルなシーンに笑わせてもらっています。

けれど笑ったあとにそれぞれの人が抱える事情やお互いを思う気持ちが行き違ってしてしまうことに切なさを感じる。

この面白さとなんとも言えない切なさがセットになっているところが『男はつらいよ』の味。



その時々の旬の女優さんが演じる寅さんが恋するマドンナもキラキラしていてこれまた素敵。

そしてなにより日本の各地の風景に溶け込むの寅さんの姿が美しい。

私は寅さんってどんな人?って尋ねられたら、正直で美しい人と答えたい。

佇まいも、心持ちも、操る言葉の一言一言も。

ごろ寝していても、酔っ払っていても、暴れていても寅さんには寅さんのブレない美しさがある。

その寅さんを演じる渥美清さん、見事です。



そしてその寅さんと同じDNAがきっちりさくらさんにも入ってると思う。

流れ者暮らしの寅さんと地道に生きるさくらさんは一見対極にいるように見えますが、二人はとても似てる。

同じテンションで人を思いやる寅さんとさくらさんを見ていて、あんたたちやっぱり兄妹だよってちょいちょい突っ込みたくなります。



さくらさんの髪飾りに注目しているせいか、わたしには彼女は後ろ姿のシーンが多いように感じました。

さくらさんに限らず、この映画登場人物を後ろから映しているシーンが多い。
(あくまでも自分が感じた感覚です)

みんなが誰かを優しく見守っている。



ああ、なんだか大袈裟な語り口になっちゃったな…



妹キャラが人気のご時世ですが、駄目な兄(寅さんは駄目な兄じゃないけどっ)をただひたすら慕って心配してくれる妹って、男の人にとっては普遍的な憧れの対象なんだろうな…なんて思ったりもしました。

倍賞千恵子さん演じるさくらが発する「お兄ちゃん!」ってセリフ、ほんとに可愛いです。

若い人にも見てもらいたいな〜
(私もちょっと前までは全然興味なかったけど(~_~;))



長い間『男はつらいよ』はおじさんが楽しむ映画だと思っていたけど、今は万人がいろんな楽しみ方ができる映画だと思っています。

実は私、シリーズ数作しか見ていない寅さん初心者。
(しかも第一作目を見てない…)

これからコツコツと楽しみながら残りの作品を観てゆきたいと思います。






初投稿は『男はつらいよ』について語らせていただきました。

ご挨拶が遅れましたが、私は子育て終えた主婦のちふと申します。

語らせて頂いたことはあくまでも一主婦の『男はつらいよ』シリーズ数作を観ての感想であることをご了承下さい。

こんな風に感じたことを時にぽそぽそ時にハフハフ語ってゆきたいなと思います。
下手な漫画なども入れながら。

月に一度か二度程度の投稿になるかとは思いますが、ゆるーくお付き合いいただけたら幸いです。

お読みいただきありがとうございました✨